畳によるダニ被害の解消に繋がるフローリングリフォームはどんなものか

日本家屋で古くから使われている畳にはい草の香りによるリラックス効果を始めとしたいくつかのメリットがあります。その反面、ダニの温床になりやすいなど素材ならではの問題点も少なくありません。一般的にダニは低温で空気が乾燥しやすい寒い時期は畳の中に潜み、高温多湿の夏場に表面に出てきて人間に害を与えるのが特徴です。寒い時期は何もなく暖い時期にだけ皮膚トラブルが起こるという場合はダニが大量に潜んでいる可能性が考えられます。

フローリングリフォーム

こうしたダニの悩みを解決してくれるのがフローリングリフォームです。床を畳から木のフローリングに変えることでダニの発生を抑制できます。万が一ダニが発生した時も畳のように隠れる場所はないので掃除機や濡れた雑巾で表面を拭き取れば簡単に取り除くことが可能です。リフォームに掛かる費用は一般的な6畳から8畳程度の広さであれば30万円前後で済みます。畳からフローリングにリフォームするに当たって気を付けなくてはいけないのが断熱性能です。

ダニ被害の解消

畳に使われるい草には断熱、調湿効果が含まれているのでフローリングに変えることで部屋の快適性が変化するケースも少なくありません。家の中でスリッパなどの履物を使わずに直接足を床に付ける生活をしている人は特に注意が必要です。夏場は木の冷たさが冷却効果に繋がりますが、冬場は逆に体を冷やす原因になることもあります。冬場の寒さが気になる人はリフォーム時に床暖房の機能を追加するといった対策を施さなくてはいけません。床暖房を取り入れる場合、6畳の広さでもリフォーム料金が50万円以上に上がります。フローリングに使う床材選びや業者の比較検討作業をすることがリフォーム費用を抑えるコツです。