洗面所をリフォームで広くする具体的な方法とは
洗面所が狭くて悩んでいる家庭は多いでしょう。スペースに余裕がないと周辺に水が飛びやすくなるので、飛ばないように注意するなどストレスの原因になります。洗面所周りにスペースの余裕がない場合は、その場所で増設するのは困難です。そうした場合は思い切って洗面所の場所を移動する方法があります。水回りの配置を変えることで、洗面所を広くできるケースがあるのです。水回りのスペースを増やすためには、家具や家電を適切なものに買い替えする方法が得策です。例えば、食器棚にほとんど使用しない食器が大量に保管されている場合、その食器棚は大きすぎると考えられるわけです。適切な大きさの食器棚に変えれば、小さくした分だけ余分なスペースが生まれます。
洗面所が狭くなってしまう要因には収納の問題もあります。壁や床下などに収納スペースを設置すれば、洗面所がすっきりして広くなるでしょう。収納スペースに余裕がないと、洗面所周りにモノが多くなり、ごちゃごちゃするだけでなく視覚的にも狭く感じるようになります。モノは洗面所の収納扉内にすべて保管するという家庭もありますが、あまりに詰め込みすぎると排水ホースがズレる原因になったり、収納扉内で水漏れが発生してもモノが死角になって発見が遅れたりする問題があるので注意してください。収納扉内には最低限のモノだけを保管するようにし、排水管やホースの状態がひと目でわかるように整理整頓しておく必要があります。
部屋のスペース自体に余裕がないのであれば、増築リフォームも検討しましょう。増築すれば生活動線に余裕ができて、人の行き来が楽になるメリットもあります。水回り周辺は特に混雑しやすく、朝は洗面所の取り合いになるという家庭が少なくありません。大人二人が無理なく交差できるくらいの動線をイメージすれば、狭さによるストレスはあまり感じなくなるでしょう。混雑する要因のひとつは狭さに加えて、人との接触にあるのです。誰かが洗面所を使用しているときは、その横を通り抜けできないという状況はストレスを招きます。洗面所を広くするリフォームを考えるときは、洗面所自体の広さに加えて、その周辺の動線や通路なども考えておく必要があります。