和室の壁をリフォームする方法!簡単な塗る方法から本格リフォームまで
和室の壁は一般的に洋室と異なり、気軽に壁紙を貼りかえるリフォームはできません。伝統的な塗り壁では、表面仕上げには砂を使うケースが多いです。砂の上に壁紙を貼るとデコボコが目立ちますし、短時間で剥がれてしまうリスクも高め。リフォームを検討する際は、別の方法がおすすめできます。まず、簡単なのは漆喰や珪藻土を塗る方法。ただし、砂壁の場合は塗料の吸い込み量が多く、アクが浮いてしまう可能性が高いため、下塗りにシーラーを使うと良いでしょう。シーラーを塗って乾かしたら、その上から漆喰や珪藻土を塗っていきます。一見難しそうですが、近年はDIYでできるキットも増えており、自分でやってしまう人も多いです。
洋風なインテリアを目指すなら、予めベニアを貼ってから壁紙を使うと良いでしょう。砂壁はボコボコが気になる上、少し衝撃を与えると簡単に崩れます。このため、砂壁の上に壁紙を直貼りすると、最初は何とか誤魔化せても、日常生活で掃除機をぶつけたり、子供が悪戯したら悲惨な姿になりかねません。ベニアを下張りに使えば、そのようなリスクが抑制でき、仕上がりも綺麗になります。ただし、壁紙を貼ると砂壁の魅力だった調湿機能が失われるのには要注意です。見た目が良くても過ごしにくいと困りますから、調湿機能をもった壁紙を選ぶのも選択肢でしょう。こちらも特に難しい作業ではないので、DIYで挑戦している人も多いです。
なお、和室には真壁と大壁の2タイプがあります。まず、真壁は木の柱や梁がむき出しで、見えるようにしてあるのが特徴です。部屋の縦横に木材があるので、和室らしさを取り除くのは簡単ではありません。木部に塗装を施すと印象がかわりますが、それでも不十分な場合は、業者に依頼して本格的なリフォームを検討しましょう。ただし、柱や梁を隠すようなリフォームを行うと、その分は部屋が狭くなりがちなので、気を付けて下さい。仕上がりを確認してから作業を始めることが大切。業者によっては柱や梁を活かして提案をしてくれる可能性もあります。
大壁は、木の柱や梁を壁や天井内に隠すような構造を持っており、構造物を露出させていません。現代的な建築に多く見られるタイプで、こちらの方が洋室化は検討しやすいでしょう。